汎用フィルム

汎用マーキングフィルム

汎用マーキングフィルムで5種類ご用意

マーキングフィルムとはカッティングステッカー用のフィルムです。大判の色付きのフィルムで、サイズは幅1m程度、長さは10〜20m程度で、ロール状に巻かれています。カッティングステッカーは、このマーキングフィルムをカッティングマシンでカットして作成します。

マーキングフィルムには様々な種類があります。大きくは、白・黒・赤・青・紫等のソリッドカラーで一般的な用途に用いられるものを「汎用マーキングフィルム」とし、それ以外を「各種フィルム」として区分しています。各種フィルムには、メタリック調・ミラー調等の「意匠性フィルム」と、反射や蛍光等の「機能性フィルム」があります。

弊社では、一般的な「汎用マーキングフィルム」で、耐久性や粘着剤の違いから次の5種類をご用意。用途にあったフィルムを選択してステッカーを作成いたします。特にご指示がなければミドルクラスで作成いたします。ご希望の色がミドルクラスにない場合はトップクラスやエコノミーを使用する場合もあります。

トップクラス

カッティング用の汎用フィルムとして最上級になります。お客様からご要望があった場合か、ご希望の色がミドルクラスやエコノミーにない場合に使用します。

表面に防汚コーティングが施されており、汚れが落ちやすくなっています。ただし、セルフクリーニングではありませんので、清掃は必要です。

ロゴマークや社名を車両に貼るなど、屋外で長期間貼る場合に適しています。

ミドルクラス

屋外耐候性5〜7年と、各フィルムメーカーの主力製品になります。通常はこのクラスのフィルムでステッカーを作成します。主要フィルムメーカーの標準色を合計すると約700色になってきます。

ロゴマークや社名、ナンバリングなど、屋内外を問わず、長期間貼り付ける場合に適しています。

エコノミー

ミドルクラスよりも低価格帯として、屋外耐候性5年程度のフィルムを各メーカーが投入してきました。ただ、在庫管理や品質面等の理由から、まだ普及しているとは言えません。

低価格帯ではありますが、加工賃も含めてみると、大ロットでないとコストメリットはあまり出てきません。

短期・室内用

屋外耐候性数ヶ月から3年以下と、室内での利用を想定したフィルムもあります。室内利用ですので、ツヤ消しとなっています。耐水性はあり、屋外使用は可能ですが、耐久性は期待できません。

再剥離

再剥離とは、ステッカーを剥がす際に粘着剤があまり残らないことをいいます。再剥離性がないフィルムを、貼り付け後数年経ってから剥がそうとすると、フィルムは剥がれるものの粘着剤が残る場合が多いです。条件によっては数ヶ月以下でも全面に糊が残る場合もあります。残った粘着剤はアルコール等で溶かしながら除去しますが、かなり苦労します。再剥離性のあるフィルムなら粘着剤はあまり残りません。ただし、再剥離性があるのは貼ってから2年程度です。

カッティングステッカー用の再剥離フィルムは色数があまりありません。希望色がない場合、プリンターで白色のフィルムに希望色をベタ刷りして対応いたします(鮮やかな色は再現できない場合があります)。

汎用ベースフィルム

汎用ベースフィルムで5種類ご用意

ベースフィルムとは、プリント系のステッカーの材料となるフィルムで、大判のインクジェットプリンターにかけてインクを塗布します。インクの付着性も考慮して製造されています。サイズは幅1.3m程度、長さは30〜50m程度でロール状に巻かれています。色は、汎用フィルムとしては白ですが、その他、透明や、ミラー調や反射などもあります。

ベースフィルムには様々な種類があります。大きくは、白色で一般的な用途に用いられるものを「汎用ベースフィルム」とし、それ以外を「各種フィルム」として区分しています。各種フィルムには透明や、ミラー調・メタリック調等の「意匠性フィルム」と、粗面用や反射等の「機能性フィルム」があります。

弊社では一般的な「汎用ベースフィルム」で、耐久性や粘着剤の違いから次の5種類をご用意。用途にあったフィルムを選択してステッカーを作成いたします。特にご指示がなければスタンダードで作成いたします。

寸法安定性についてはいずれも公表値なし。経験上、いずれも塩ビとしては比較的良好。

プレミアム

一般的な用途のベースフィルムとしては最上級になります。屋外耐候性は5〜6年と長く、接着力も強力、易施工性あり、再剥離性あり、3次曲面OKとオールマイティです。

幼稚園の送迎バス等、車両ラッピングでも長期間貼る場合に適しています。

ハイグレード

プレミアムと比べると再剥離性や3次曲面への追従性がやや劣りますが、屋内外を問わず長期用としては問題のないスペックです。

厚みは薄く、ステッカー感があまり出ません。ロゴマークの形状カットもスッキリ仕上がります。薄くても耐候性は高く、また破れやすいわけではありません。

長期の屋外看板や平らな面の車両等に適しています。

スタンダード

耐候性は中程度ですが、厚みは控えめながらコシがあってよれにくく、貼り付けしやすいフィルムです。また、易施工性があり、粘着面に細かな溝がはいっていますので貼り付ける際に空気が入っても溝に沿って大抵は抜けてくれます。貼り付け作業性に優れます。

ノベルティやコーションラベル等に適しています。

エコノミー

コスト重視の場合はこちらになりますが、易施工性はなく貼り付け作業性は劣ります。また、厚みもあり、ステッカー感がでます。

再剥離

再剥離とは、ステッカーを剥がす際に粘着剤があまり残らないことをいいます。再剥離性がないフィルムを、貼り付け後数年経ってから剥がそうとすると、フィルムは剥がれるものの粘着剤が残る場合が多いです。条件によっては数ヶ月以下でも全面に糊が残る場合もあります。残った粘着剤はアルコール等で溶かしながら除去しますが、相当な労力が必要です。再剥離性のあるフィルムなら粘着剤はあまり残りません。

汎用ベースフィルムの場合、プレミアム等も再剥離性がありますが、強粘着のため剥離には力がいります。この再剥離フィルムは「剥がす」を重視し、あまり力を入れずに剥がせる弱粘着となっています。

汎用ラミネートフィルム

汎用ラミネートフィルムはツヤありとツヤけしの2種類をご用意

ラミネートフィルムとは、ベースフィルムの印刷面を保護するためのフィルムです。幅はベースフィルムと同じかやや広めで、印刷後のベースフィルムをラミネーターという機械に通してベースフィルム全体にラミネートフィルムをかけて(貼って)いきます。

大判のインクジェットプリンタで使用するインクは屋外耐候性・耐水性を有するものの、擦過性や耐薬品性はあまりありません。フィルムに印刷しただけですと、貼り付け時にこすれてインクが剥がれたり、貼ってからアルコールを使って汚れを取ろうとするとインクが溶け出したりします。通常は印刷してから透明のラミネートフィルムをかけて印刷面を保護します。

また、UV(紫外線)カット材を配合している「UVカットラミ」もあります。「UVカットラミ」であれば紫外線をカットしますので屋外耐候性がアップし、5年程度は目立った色褪せは生じません。

ラミネートフィルムにも色々な種類があります。大きくは、一般的な用途に用いられる「汎用ラミネートフィルム」とそれ以外の「各種フィルム」に区分しています。各種フィルムには、フロア用やホワイトボード用などがあり、ラミネートをかえることで色々な用途に対応できます。

弊社では一般的な「汎用ラミネートフィルム」としてはUVカットのツヤありとツヤけしの2種類をご用意。特にご指示がなければ「UVカット・ツヤあり」ありで作成いたします。